南九州畜産獣医学拠点 (SKLV)。開設以来、苦情ゼロを維持。
鹿児島県曽於市と鹿児島大学が連携し、旧・財部高校跡地に整備された、畜産実習・交流拠点。開設前の検証を経て2024年4月に導入後、悪臭に関する苦情は一件もありません。
畜産教育の拠点として、
周辺環境との共生が前提だった。
SKLV は、鹿児島県曽於市と鹿児島大学が連携し、旧・財部高校跡地に整備された畜産実習・交流拠点です。牛290頭、ブロイラー約5,000羽(夏季のみ)、馬20頭を飼育しながら、実践的な畜産教育と地域交流を行うことを目的としています。
畜産現場と地域社会の接点となる拠点であるため、悪臭・排水・廃棄物の管理は、運営継続のための必要条件でした。開設前段階から、環境負荷を最小限に抑える方法を模索する必要があったのです。
開設前から、地域との共生を前提に。
畜産教育の拠点を新たに開設するにあたり、周辺地域との共生は欠かせない前提でした。稼働後に苦情が出てから対処するのではなく、開設前の段階から悪臭リスクを抑えておきたい——その考えが出発点でした。
鹿児島大学との連携拠点として、薬剤に頼らず再現性のある方法であることも重視されました。開設前の検証を経たうえで飲水経由での導入を決定し、2024年4月の稼働開始に備えました。
開設前検証を経て、
飲水経由で導入。
開設前段階から、BOリアクターを試験的に導入し、畜舎での効果を検証。飲水・洗い水のラインに設置することで、水を介して家畜の体内・腸内環境からアプローチする運用としました。
装置本体は吊り下げるだけのシンプルな設置で、運用開始後の追加工事や、薬剤の補充は必要ありません。畜産教育の現場でも、教員・学生の手で日常運用が可能な設計です。
2024年4月の導入以降、
悪臭苦情は一件もなし。
2024年4月の本格導入以降、悪臭に関する苦情は一件も発生していません。さらに、牛糞堆肥への散布により、堆肥そのものの臭気低減効果も確認・実証されています。
2024年4月以降の悪臭苦情件数
牛糞堆肥への散布による臭気低減効果
畜産教育の運用と地域交流
「開設前から悪臭対策は最大の懸念でしたが、BOリアクターの導入で、住民の方々への配慮と教育拠点としての機能を、両立できています。」
南九州畜産獣医学拠点 関係者


