海底ヘドロが消滅。白点病の発生も、ゼロに。
鯛の海面養殖場で導入。イカリ周辺に付着するヘドロが大幅に減少し、不快なヘドロ臭は完全に解消。導入後、白点病は未発生で、生産単価・効率にも貢献しています。
現場の声と、水中の変化を。
兵頭水産の代表が、BOリアクター導入の経緯と、現場で実際に起きた変化について語ります。
海底に堆積するヘドロと、
繰り返す死魚。
鯛の海面養殖場では、長年にわたって海底にヘドロが堆積し続けていました。ヘドロは病原菌の温床となり、夏場を中心に大量の死魚が発生する状況が、常態化していました。
白点病をはじめとした魚病の発生は、生産単価と歩留まりに直接影響します。これまで薬剤投与や生簀の移設なども試みてきましたが、環境負荷と費用面で、持続可能な解決策にはなりませんでした。
生簀の海中に、
吊り下げるだけ。
BOリアクターを、生簀の海中に吊り下げる方式で設置しました。海面養殖場は潮流という自然な水の動きがあるため、外部ブロワは不要。装置本体に動力機器を持たない構造のため、設置作業は数時間で完了しました。
装置周辺で水の旋回流と溶存酸素の均一化が起こり、イカリ周辺・海底における、嫌気的な「よどみ」が解消されていきます。好気性微生物の活動が安定することで、有機懸濁物の分解と硫化水素発生の抑制が、並行して進む仕組みです。


海の干満が、
装置を動かす。
BOリアクターは、電気も薬剤も必要としません。海の干満という、自然の力だけを動力として稼働します。
渦の発生
特殊な多孔板構造の中を、干満の流れが通過することで、緩やかな渦が生まれます。小さな渦が積み重なり、生簀全体に広範囲の循環が形成されます。
溶存酸素の均一化
渦がセラミックボールを介して、水中の酸素を均質に拡散させます。酸素が届かなかった「よどみ」が解消され、海底付近のDO値が上昇します。
微生物活動の活性化
好気性微生物が安定して働く水環境が整います。有機物(ヘドロ)の分解が進み、硫化水素の発生が抑制され、海底環境が根本から改善されます。
装置の高さ
重さ
消費電力
不使用
化学物質フリー
海底ヘドロ消滅、
白点病未発生、
回遊性向上。
導入後、イカリに付着していたヘドロは大幅に減少し、不快なヘドロ臭は完全に解消されました。同時に、白点病は未発生のまま運用が続いています。
さらに、魚体の回遊性が向上し、局所過密による接触頻度が下がったことで、病原体・寄生虫の伝播リスクも抑制されています。結果として、生産単価と生産効率の両面で、明確な改善が確認できています。


導入後の白点病発生
海底ヘドロ臭
魚の回遊性・生産効率
「ヘドロも、病気も、長年悩まされてきたものでした。装置を吊るすだけで、これだけ環境が変わるとは。魚の動きも、明らかに違います。」
有限会社兵頭水産 関係者57日間の、
観察記録。
2025年8月18日、愛媛県の鯛海面養殖場に、BOリアクターを3台設置。その後41日後・57日後の2回にわたり、現場の変化を記録しました。本ページは導入初期(約2か月間)の経過レポートで、設置後も月1回の定期観察を継続しています。
BOリアクター3台、設置。
動力機器なし、数時間の作業で設置完了。生簀の海中に吊り下げ、稼働を開始しました。
ヘドロ臭の変化と、魚の行動変化。
設置から41日後、イカリ周辺のヘドロ臭が明らかに弱まり始め、魚の遊泳行動にも変化が見られました。白点病の発生は確認されませんでした。
ヘドロ消滅を確認。白点病、未発生。
57日間の観察を経て、ヘドロの消滅とヘドロ臭の完全解消を確認。導入前(2024年)と比較して、斃死数と生産コストの両面で改善が記録されました。
ヘドロ以外にも、
変化が現れた。
環境の改善は、ヘドロと白点病だけにとどまりませんでした。養殖場の日々の作業にも、見えない変化が積み重なっていました。
ポリ網の汚れが、大幅に減少。
銅染め加工のポリ網への汚れ付着が、大幅に減少しました。定期的な網洗浄の頻度・労力が低下し、作業負担の軽減として現場に実感されています。
魚の回遊性が、向上。
生簀内の溶存酸素が均一化されたことで、魚が生簀全体を活発に泳ぎ回るようになりました。局所過密が解消され、病原体・寄生虫の伝播リスクが抑制されています。
電気・薬剤ゼロで、コスト構造が変わる。
装置の稼働に消費電力は不要。薬剤投与の頻度が下がり、費用と環境負荷の両方を低減する効果が確認されています。




