乳質の管理を、水から支える。
沖縄県の酪農家・比嘉牧場。貯水槽・飲水ラインにBOリアクターを設置し、体細胞数(乳質の指標)を継続的にモニタリング。畜舎まわりの臭気や水環境とあわせて、数値で変化を確認しています。
乳質の維持と、
畜舎まわりの水環境。
酪農の現場では、搾乳牛の健康状態が乳質に直結します。とくに体細胞数は乳房の健康や衛生状態を映す指標で、暑熱期や水環境の悪化で上がりやすく、その管理が日々の課題でした。
あわせて、畜舎まわりの臭気や、飲み水を供給する貯水槽の水環境も、家畜の状態と無関係ではありません。水そのものを整えることが、現場全体の底上げにつながると考えていました。
「水から、
牛の健康を支えたい」。
乳質の管理は、薬や治療だけに頼るのではなく、日々口にする水や、牛が過ごす環境から整えることが理想です。
比嘉牧場が選んだのは、貯水槽・飲水ラインにBOリアクターを設置し、水を起点に環境を変えるアプローチでした。電気も薬剤も使わず、設置するだけで始められる手軽さも、導入の後押しとなりました。
貯水槽・飲水ラインへの、
設置。
牛舎へ水を供給する貯水槽と飲水ラインに、BOリアクターを設置。装置を通過した水を、そのまま飲水・洗い水として運用しました。
動力や薬剤は使いません。設置後は、体細胞数・臭気・貯水槽の水質を、継続的に測定・記録しながら経過を見守りました。

体細胞数を、
数値で見守る。
2024年4月から9月にかけて、体細胞数(乳質・乳房の健康を映す指標)を継続的に測定。導入後は、乳質の目安値(20万/ml以下)を下回る日が多く、春から初夏にかけては一桁台まで下がる日も見られました。
畜舎まわりの臭気や、貯水槽の水環境にも改善が見られました。なお体細胞数は、夏季の暑熱などで一時的に上昇する季節変動があるため、引き続き数値で経過を確認しています。
乳質の目安値。導入後、これを下回る日が多く推移
体細胞数を継続モニタリング(2024年4〜9月)
追加の薬剤・動力(貯水槽・飲水に設置のみ)



