水

​「水つくり」開発ストーリー
水物語その43 プロの現場から~刀鍛冶職人②~

前回紹介した鍛冶師の鈴木康人さんは、

織染め師のご夫人と二人で
「omoto(おもと)生活の中の布と鉄」

という工房を、
福島県のいわき市で営まれています。


インターネットでも
「omoto(ローマ字の小文字で読んでください)生活の中の布と鉄」で検索できます。


最初の出会いは13年前ですが、

青い包丁が出来てからの評判が高く、
1年に4回開かれる展示即売会では

すぐに売り切れ、

注文すると2年待ちという人気です。

夫人の智子(ともこ)さんは織染め師で、

柿渋と藍染の作品を展示販売しています。
その染め上がりも

「水つくり」の水では違うと仰います。
 

私が「どうちがうの?」と尋ねましたら、
しばらく考えて

「うーん、余計なものがない・・かな」でした。

皆さんはどう感じられるか、

是非検索頂き確かめて頂けたらと思います。


私は上着を1枚持っていますが、

とても着心地が良くて大事に使用しています。

 

この智子さんが2011年5月10日のブログに「omotoの包丁が出来るまで」を
「あっ!私包丁がどうやって出来るかちゃんと知らなかった・・。」という書き出しで、(https://chisouan.exblog.jp/12552115/)
夫に頼んで初心者にも分かるように

教えてもらったと

写真入りで載せてくれている記事が

とても面白く、
鍛冶水(かじみず)の役割も

そこでよく分かります。


そこで紹介されている包丁は、

二枚打ちという特別に薄い仕上がりの

菜切り包丁です。
薄い菜切り包丁の刀身には、

北斗七星やスバル星座やオリオン星座の形の

穴が空けられて、

人気を集めているomotoの代表作です。
そんな薄い包丁が打てることにも、

水つくりの水が関わっているようです。

包丁の背が何故青みがかって出来るのかは

分かりませんが、
 

鈴木鍛冶師がもう一つ挙げる

水の効果があります。
刃物は鋼(はがね)を鉄で包んで

打ち合わせて作られますが、
鋼(はがね)と鉄のくっつき具合が重要で、

水が悪いと剥がれやすくなり、
捨てるものが出るといいますが、
水つくりの水を使ってからは

「一本も出てない」とのことです。
 

鋼と鉄の溶着(ようちゃく)が、

何故良いのかを解明することも今後の課題です。