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水物語その118 アメリカのごみ処理事情⑤
ニューヨークへはバスで向かうことになりました。 その時の様子を青柳さんが見聞記にこう書き記しています。 「ニューヨークは11月5日の夕方に入ったのだが、近付くにつれてエンパイヤステートビル頭頂の鉄塔だけが光を受けて鮮やかに見えた。...
2023年3月15日
水物語その117 アメリカのごみ処理事情④
翌日。 午前9時に、ポッタさんの手配通り、市の清掃局長であるエドワード・モーア氏と、 プラント責任者であるロナルド・ディストラー氏のインタビュー撮影がスタートしました。 モーア局長からはEPAの推奨により熱分解炉を導入した理由と経緯を、...
2023年3月8日
水物語その116 アメリカのごみ処理事情③
ボルチモアはワシントンの南隣にある古い港町で、人口は約100万人。 波止場の近くには30〜40階ほどの高層ビルが立ち並ぶ中規模都市です。 1925年からごみ処理の焼却処理をはじめており、 アメリカの中でも焼却工場を持つのが最も早い都市の一つです。...
2023年3月1日
水物語その115 アメリカのごみ処理事情②
アメリカが威信を賭けて取り組みをはじめた新しい廃棄物再資源化プロジェクトは、 制定された6つの都市と共同で既に動き始めていました。 回収されるごみは主にパルプ、鉄、アルミ、ガラスで、 その回収方法と再処理の仕方が各都市で違い、...
2023年2月22日
水物語その114 アメリカのごみ処理事情①
振り回された記憶の残るローマの取材を終え、今度は1975年11月9日にローマからアメリカのニューヨークへ向かいました。 出発の2日前。 プラスチック処理促進協会の広報委員である青柳さんがアメリカ取材に同行するためローマへやってきました。それまで飯島さんが書いていた「見聞記」...
2023年2月15日
水物語その113 ローマのごみ処理事情④
前回までのローマ市 清掃局とザール社のお話しを聞いて、ドイツやオランダやパリとごみ問題への取り組み方が違いを感じた方も多いかと思います。 他の国に比べ、ローマ市 清掃局の対応は明らかに事務的で、パリで出会ったモルドー氏のように生活に欠かせないあらゆる問題を解決する仕事をして...
2023年2月8日
水物語その112 ローマのごみ処理事情③
翌日は朝6時からごみ収集作業の取材です。 前日のお宅に伺うと、丁度ごみ袋を出すところでした。飯島さんの見聞記にはこのように書かれています。 「収集トラックは街の広場の交通の邪魔にならないところに待機している。作業員は小さい手押し車の2輪車で路地を回り、各家の入口の脇に出され...
2023年2月1日
水物語その111 ローマのごみ処理事情②
ランチを終えた後は、 取材をお願いしているローマの あるご家庭へと向かいます。 古い石つくりでできた3階建てのアパートの1階に ご夫人と長男夫婦2人、次男、三男という 5人で暮らしているお宅です。 訪れた時は「息子たちは仕事に出ている」とのことでしたので...
2023年1月25日
水物語その110 ローマのごみ処理事情①
パリ、ドイツとヨーロッパの先進的なごみ処理現場を目の当たりにした 私たち取材陣が次に向かったのはイタリア・ローマ市です。 1975年の11月5日から8日までの4日間取材しました。 ローマに来た最大の目的は市のごみを処理しているというザール社が開発した、全てのごみを自動で分別...
2023年1月18日
水物語その109 ドイツのごみ処理事情④
前回紹介した、生ゴミから堆肥を作るコンポスト工場は1954年に最初の工場が完成しました。 今から68年も前に現代にも続く処理の形ができていたのです。 また、汚水からメタンガスを発生させる下水処理施設と併せたシステムも1880年に作られています。...
2023年1月11日
水物語その108 ドイツのごみ処理事情③
ごみ処理先進国といわれるドイツのその取り組みは47年前からはじまっていました。 「ごみの処理の順番は、1.埋立て 2.コンポスト 3.焼却 である」 と掲げるボウマン氏の言葉はきちんと現場に反映されており、埋立地の設備や環境は 当時から非常に進んだものでした。...
2022年12月28日
水物語その107 ドイツのごみ処理事情②
ドイツでは、ごみ問題についての自治体と企業側の考え方が見事に一致していました。 そのような合意形成のしくみがあったからこそ、今「廃棄物処理が世界で最も進んだ国」 と言われるようになったのだと思います。 47年前に取材した際にもごみ処理システムについて市民を交えた議論がされて...
2022年12月21日


