5 日前水物語その81 エゾリスと森の母1年間の追加撮影を行ったあとは 膨大な映像素材を編集し、 ようやく番組を放送することができました。 番組のはじまりは 猛烈な吹雪の中、木の枝の上で クルミを食べるエゾリスからです。 スタジオには鈴木さんを呼びました。 冒頭のエゾリスの姿に、 「上手に割って食べるんですね」...
5月11日水物語その80 森を育むエゾリス私たちは事前打ち合わせで決めたルールに沿って 撮影を進めていきました。 足繁く通ったかいがあり、 エゾリスが一面に積もった雪の中へと潜って どんぐりを見つけてくる様子は沢山撮影できました。 冬が終わると、次は6月。 弱った木々が倒れ、空が広がった場所で育つ実生の撮影。...
5月4日水物語その79 エゾリスの撮影鈴木泰司(やすし)さんは1987年に エゾリスの写真集を平凡社から出版しました。 副題には「森の妖精」とつけられたその写真集の表紙は、 エゾリスと鈴木さんの関係が1枚で伝わる 非常に素敵な表紙です。 表紙をめくった最初の見開きには...
4月27日水物語その78 エゾリスと柏の森今回からは 野生の王国「北海道の森の植林王・元気印エゾリスの四季」 のお話をしていきます。 この番組は4本の北海道シリーズの中で一番苦心した作品です。 見た目にも可愛いエゾリスの生態は 谷口カメラマンが美しくかつ珍しい映像で たくさん記録していました。...
4月20日水物語その77 サケのふ化放流事業③サケが自然産卵をしに戻ってくる唯一の川は それまで取材してきた川に比べると とてもとても小さな川です。 幅は10メートルほど。 上流から流れてきた来た石が積み上がって 川の底がすぐ見えてしまうような本当に小さな川。 知床にある唯一のその川は、上流に進むにつれ...
4月13日水物語その76 サケのふ化放流事業②サケを捕獲する方法はもちろん 定置網を使ったものだけではありません。 サケの生まれた川に戻ってくるという生態を 活かした方法でも捕獲されていました。 まず、サケは卵から孵ったあと川を下り海へと出ます。 そして太平洋の北側のアリューシャン列島からカナダの沖合で...
4月6日水物語その75 サケのふ化放流事業①前回まではキタキツネやオジロワシなど 地上の動物たちのお話をしてきましたが 今回は川と海を旅する「サケ」のお話です。 サケをメインとした回は 野生の王国「秘境知床 日本でここだけ!サケの自然産卵」 とタイトルをつけました。 「日本でここだけ!」につけた...
3月30日水物語その74 オジロワシの子育てオジロワシは冬が終わると 寒い地域を目指しシベリアへ帰っていきます。 しかし、何匹かのオジロワシは北海道に残って 巣を作り子育てをします。 オジロワシの巣はとても大きく、 高い木の上につくられています。 すり鉢状の形をしていて 直径は約180cm、厚みは150cmほど。...
3月23日水物語その73 オジロワシの遊び夏のあいだ、シベリアで暮らしているオジロワシは 冬になると魚のいる河が凍ってしまうので 南へと流れ出る流氷に乗って北海道の東にやって来ます。 その数は4000羽〜5000羽とも言われ、 知床は極東で最大の越冬地になっています。...
3月16日水物語その72 オジロワシの魅力野生の王国「舞え!海を抱く大空の王者オジロワシ 知床」のこと。 最初に、なぜオジロワシなのか? 北海道には、シマフクロウやオオハクチョウや オオワシなどの珍しい野生の鳥がいる中で 何故、オジロワシを取り上げたのかについてお話しします。 きっかけは谷口カメラマンが撮影した...
3月9日水物語その71 キタキツネの旅立ちタキツネの「修学旅行」は夏の盛りに行われます。 母キツネが先生となり、自然界の生き抜く方法を教えていきます。 「修学旅行」の名の通り、広い北海道の地を あちら、こちらへと場所を変えながら 一体、何が危険でどのように対処するのかを 母キツネが実際に見せていきます。...
3月2日水物語その70 キタキツネの子育て生まれたキタキツネの子どものうぶ毛が生え変わる頃のある日。 それまで仲良くたわむれていた子ども同士が激しく噛みあいます。 それは見ていても痛そう!と感じる激しさで、 母キツネが鼻を二匹の間に突っ込んで分けようとしますが、 すぐには引き離せない激しさです。...