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水物語その26 名水分析

団まりな博士から、とにかく沢山の事例を集めることの重要性をアドバイス頂きましたので、

その後は戸建て住宅・集合住宅の生活者、養鶏、養豚、酪農、耕作農業、食品加工者などの事例を、海外も含めて記録し始めました。

その事例を今後は順番にご紹介しますが、水の評価の方法が共鳴磁場測定だけでは理解され難く、

京都微生物研究所での抗菌検査をその度に行っていたのでは費用と時間が掛かりすぎますので、ほかに何かよい測定方法はないかと探しました。

そして見つけたのが、

​・名水分析

・ORP=酸化還元電位の測定

・PHによる残留塩素判定

・EC=電気伝導度の測定

でした。

名水分析と言うのは、公益社団法人日本地下水学会が名水と判定するための基準を決めたもので、

水の質を決める主要成分を分析して、その数値をY軸の左右に分けて、指定の順番につなぐとそろばん玉の形になるというものです。

言葉だけで説明するとこうなりますが、グラフにすると一目瞭然です。

実際に、都市部の水道水や井戸水の成分をグラフにすると、そろばん玉の形ではなく、くさび型になり、名水と呼ばれる水との違いがはっきりわかります。

水の主要成分は9つあり、良い成分は2つ、炭酸水素イオンとカルシウムイオンとです。

良くない成分は硫酸イオン・硝酸イオン・塩化物イオン・マグネシウム・鉄・ナトリウム・カリウムです。

良くない成分の硫酸イオンは石油由来の排気ガスが溶け込んだもの。

硝酸イオンは化学肥料や畜産の糞尿が処理されずに浸み込んだもの。

塩化物イオンはいわゆるカルキ、塩素消毒の残留したもの。

以上の3つは人間が作り出した人工的なもので、体に良くないものと考えられます。

その他のマグネシウム・鉄・ナトリウム・カリウムは自然由来のもので、少量なら必要ですが、多すぎると良くないものです。

確認するために自社の水道水と、新しくできた「水つくり」装置の通過水で比較分析しましたら、

自社の水道水は形が崩れたくさび型になりましたが、

「水つくり」装置の通過水ではなんと名水と同じそろばん玉形になりました。

これに驚いた私は、東京西部と神奈川県で稼働している「水つくり」通過水について、

同様にその処理前後を比較分析しましたら、やはりくさび型からそろばん玉型になりました。

その内容は、良い成分の炭酸水素イオンとカルシウムイオンが大きく増えて、

悪い成分の人工的なものの硫酸イオン・硝酸イオン・塩化物イオンが大幅に減少するという結果でした。

増えたものはどうして増えたのか?

減ったものはどうして減って、減ったものはどこへいったのか?

この結果を団まりな博士に報告して、どう考えたらよいかを尋ねました。

「炭酸イオンが増えたのは大気から取り込んだと考えられるけど、カルシウムが増えたというのは、どう考えたら良いのか分からないですね。

それから、減った硫酸・硝酸・塩化物イオンは何かとくっ付いて析出されて沈んだと思われるから沈殿物を分析して確かめるしかないけど、、難しいね。」

”水槽の中だとコアギレーション反応だと思いますが、水道管の中でもそれが起きているとなると、どう考えたらよいのか? 

どんな解明方法がありますかね?”

という私の質問に対しては、

「すぐには思いつきませんね。でも、必ず解明できる日が来ますよ。それまで我慢我慢。でも、良い水ができる証明はできたのだから、良かったじゃないですか」

と励まされました。

その後も今日まで、オプションとして名水分析をしていますが、水つくり処理をした水は

全てそろばん玉型になっています。



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