水物語その21 金魚を分解する水

更新日:4月6日

オオカナダモが復活、

しかも大きな花実になって再生したことに

嬉しくなった私は

一匹200円の金魚を20匹 買ってきて

池に放ちました。

満開の白い花々と

カワイイ赤い金魚のコントラストが賑やかで

私はご機嫌でした。

ところが、地方への出張があり2週間程経って

朝起きて池を見たら、

オオカナダモは元気に咲いているのに、

金魚の姿が見えません。

藻の下を探っても一匹も見当たりません。

“金魚がいっぴきもいない???”

と呟きましたら、

洗濯物を干していた妻が

「猫が捕ったんじゃない?」と言います。

“なんでさ?!”

「猫がずーと居たよ」

“なん で追い払ってくれなかったんだ?”

「猫の番をしている閑なんかありませんよ」

“ううううう!”

私は、すぐに 大工センターに行って、

池を囲う金網を買って来て囲い、

新しい金魚を大小20匹を放しました。



オオカナダモの上に

茶色のものが積もっているのは、

前夜に降った雨の不純物を

水がコアギレーションしたからです。

この状態の時に

花はつぼんだ形で水の中にあります。

この水になってからは水のコアギレーション力は格段に速くなり、

この時も翌日にはすべて池の底に沈んで

緑の葉と花がきれいに揃いました。

ところが、

この金魚たちも2週間後には

全部消えてしまいました。

妻が「猫が金網の中に入っていたよ」と

言うので、

今度は池全体を覆うように金網を被せて、

金魚を20匹入れました。 そして、毎日観察していましたら、

3日目から横になって死ぬ金魚が現れ、

1週間後には全部死んでしまいました。

死んだ金魚を金網に入れて置いたら

9日間で綺麗に消えてしまいました。



“一体、これはどういうことなのか?” それを考えている時に閃いたのが、

内水博士と北海道の小清水町で取材中に見た

裏摩周湖の「神の子池」

アイヌ語で「ポンコロカムイ」の事でした。

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