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水物語その136 溜池の水質改善実験レポート①

更新日:2023年8月21日

前回までの135回、

みなさんには惣川会長が水事業に至るまでのお話しを

聞いていただきました。

今回は会長に代わって惣川佳が

いままさに起きている水事業の報告をいたします。

水に関する経験は会長の足元にも及びませんが

ぜひ気軽にお聞きいただければと思います。


まず、いま進めている水事業の内容を簡単に説明すると

2021年の秋から奈良県の奥地で

溜池の水質変化実験を行っています。

周囲は隆々とした山々に囲われており、

車で曲がりくねった道を車で登って登ってようやく辿り着く

非常に自然豊かなところです。

上まで行くとある会社の野菜や

果物の加工工場エリアとなっていて

その隣に実験中の溜池があります。

コンクリートで作られたその池は大きさ4m×5m。

中は十字の壁が区切られ4分割にされています。

深さは約1m70cmほどで、

沈んだ緑色をした池の底は全く見えません。

棒で底をすくってみると、ヘドロに近いものが取れました。

元の環境がいいこともあり悪臭はありませんが、

また水をすくってみると硬さを感じ

触ったその手は少し時間を

おくとカサついてきました。

そして池の壁全面にはべったりと

まるでスポンジのようなアオコが張り付いています。

実はこの溜池、以前の水物語でもご紹介した

奈良県で梅や柿、有機野菜の卸しと販売を行なっている

会社の土地なのです。

この土地をゆくゆくは観光誘致やイベントのできるエリアに

させるため池の水を使えるようにできないか、

というお話しがきっかけで今回の実験に至りました。

早速、水つくりリアクターを

4分割されている内の1つに設置しました。

池の十字壁の底部分には穴が空いていて中で繋がっているそうです。

「見えないけれど金魚もいる。」とのことで

水が変わって釣り堀もできたら、など楽しい計画を話しながら

実験がスタートしました。

設置から2週間。

さっそく変化が出たのですが、そのお話はまた次回にとします。


【深い緑色の水面】


【池全体】

  

【濁りがと壁面についたアオコ】




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