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執筆者の写真有限会社シューコーポレーション

水物語その134 なぜ「ごみ問題」なのか

これからごみ焼却炉のしくみと

公害防止の技術についてお話をしていきます。


「なぜ水の話ではなくごみの話を知る必要があるのか」

と思われている方もいるかもしれません。

お話しを進める前に少しだけ

私のごみ問題に対する考え方を記しておきたいと思います。


まず、みなさんご存知の通り

人は生きている間、必ずごみを出します。

「食品」「水」「家具」「生活用品」といった

生活必需品を購入すると必ず容器に入っていたり

こぼれないように包装がされています。

それは我々の生活を快適にしてくれると同時に

安全であるためにも欠かせないものなので

ごみが必然的に発生します。


人間の体でいえば

口から入ったものは胃腸と肺に達し

体に必要なものは取り込まれて

残ったものは排泄物として処理されます。


人は社会から

水、食べ物、電気、熱エネルギーといった

インフラの供給をされて暮らしており

日々、ごみと排泄物を出しています。

私は、その全ての在り様を理解しなければ

「人として真っ当に生きているとは言えないのではないか」

と、私は何時の頃からか、

考え、思い、信じて生きていました。


その中のテーマの一つが「ごみ問題」だったのです。

自分が人として生きるための

“勉強したレポート”を

私は映像にして作っていました。


もちろん、「勉強レポート」のテーマは

ごみ問題だけではありません。


「水」にたどり着くまでの「まわり道」は、

この後もまだまだ続きます。


沖縄那覇市にある久茂地小学校で撮影した

林竹二先生の「人間について」の授業。

同じ郷土での「田中正三の最後の戦い」の講演記録。

TBSの「そこが知りたい」という番組で制作した

「東京の巨樹大樹」が

のちにアニメ―ションドラマ「なっちゃんのケヤキ」として

全国の図書館に置かれることになったこと。

そして最後に

内水護先生と水の現場をドキュメントした「水と土の自然学」のこと。


今行っている「水」の本質に辿り着くまで

あらゆる勉強をさせてもらいました。

しかし、このレポートはあまりにも長いので

時々、水つくりの現場報告や

皆さんからの感想レポートを挟ませていただきます。


さて本題に戻って

日本で発展した最新式の「ごみ焼却技術」についてです。

まずは、焼却炉の構造を知ってもらいますが

映像なら構造図を示せば一目瞭然ですが、

言葉だけでどのように伝えられるか

次回のお楽しみです。

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