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水物語その126 ごみ問題を取り上げた映画の意義

6つの自治体を取材した映画は1979年に「日本のごみ資源」というタイトルで完成しました。

これまでと同じくVHSを作りコピーも無料で貸し出されましたが、残念ながら今の協会には映像が残っていません。


1972年に初めての映画「プラスチックを考える」を完成させてからこの作品を作るまでに8年が経っています。その8年間は、ごみ問題を中心に生きていた気がします。

「日本のごみ資源」を作ったことで、気持ちが一段落したことは確かです。


あらゆる利権や企業や自治体が絡み、課題が複雑化しているごみ問題。

中でもプラスチックごみが占める割合は大きいです。


しかし、まずはその問題を認識することがスタートだと感じました。

そして地域によって異なる生活ごみに合わせて処理方法を考え、トータルな地域のしくみをつくるのが今後の課題です。

それは自治体と住民が協力して作り上げねばなりません。

課題解決のヒントとなる情報はこれまで作った映画で提供できたのではと思い、私はしばらくその成り行きを見ようと考えました。


私にとっての映像作品つくりは、人間と人間社会と自然について学ぶ、最も確実な勉強方法でした。

今から振り返っても、映像作品つくりに取り組んでいた時ほど真剣に一生懸命に調べて考えたことはないと感じます。


ごみ問題だけでなくテレビ番組も含めあらゆるテーマで映像作品を作りました。

ドキュメンタリーやエンターテインメントなどさまざまな経過を辿った最後に

「やっぱり水だ!水のことをちゃんとやらなければならない!」

と思い至ったのです。

それらの作品については章を改めてお話しします。


プラ協ではこの後1991年までの12年間に7本の映画を作っています。

その中から、1981年に作った「新しい産業の誕生ープラスチック再生加工品の世界」という、教育映画コンクール教養部門最優秀作品賞と産業映画コンクール奨励賞を頂いた作品。


1986年に製作しJETROとJAICAが6各国語版を作り世界に配った「日本のごみ焼却技術 – 21世紀に向かって」の2本についてお話しします。

この2本は映像が手元にあるので詳しくご紹介します。


世界中のごみの現場を見てきて、現代の日本はごみに対する社会システムと人々の意識やモラルの高さは世界一だと感じます。

この基礎を作ったのは間違いなく、これから紹介する2つの作品で取り上げた企業と人々の努力によるものだと思います。


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