
水物語その12 構造水
四つ目に、水の溶解力には限界がありますが、
ガイアはそれをコントロールしています。
水に砂糖を溶かしても、塩を溶かしても、
ある程度以上は溶け込めません。
他のものを溶かしても
同じように限界があります。
これを溶融限界と言いますが、
海の海水の塩分濃度は
溶融限界27%より低い3.5%です。
塩分はいろんなところから溶け込みますから
もっと濃くても良いのですが、
地球の海の塩分濃度は3.1~3.8%の間です。 これ以上濃くなると
海の生き物は生きていられません。
どうしてこの濃度で
コントロールされているのか?
正にここにガイアの働きがあると考えられます。
ガイアは1 つの生命体ですから、
自己の体をホメオスタシス=一定保持します。
人体の膵臓や肝臓のように、
海はガイアにとって1 つの器官、
海水はその機能です。
海水の中で生きものが生きられる機能を
果たすために
塩分濃度を±3,5%に保っているのです。
どういう仕組みでそれを行っているのかを
人類はまだ解明できていません。
陸上の水=淡水の溶解力も、
陸上の生物が生きられる水が出来るように
ガイアはコントロールしていると思われます。
そのやり方の一つが、
内水博士が読み解いた土壌との組み合わせで、
生きものに良い水が出来るしくみだと言えます。
水物語 その8で、
「良い水」の判定を共鳴磁場測定で行う方法を
解説しましたが、
生活レベルでは冷蔵庫で透明な固い氷が出来、
溶けた後の水が美味しくなっている水は、
間違いなく良い水です。
自然の中でも冬にそういう氷が作られています。
そんな氷の結晶を顕微鏡で見ると、
良い水の結晶は六角形をしていますが、
良くない水の結晶は ぐじゃぐじゃで崩れやすいです。

六角形の結晶

形が崩れた氷の結晶
分子生物学の方では、
水と細胞との関係が解明されています。 総ての細胞の周りを水分子が一列で
くまなく取り囲んでおり、
しかもそれが三重になっていると
考えられています。 その想定図は下の通りです。
(出典)上平恒著『水とはなにか―ミクロに見たそのふるまい〈新装版〉』 P134、P136より抜粋
細胞の周りにきれいに並んだ水のことを
「構造水」と言います。