名水の条件
「水つくり」は、装置を通過した水を日本有数の名水とされる湧き水のレベルに活性化させます。
それでは、「名水」であるとはどのように判断すればよいのでしょうか。
ここでは、公益財団法人日本地下水学会の定義する「名水の条件」を元に成分比較を行いながらご説明いたします。
名水の条件
公益社団法人 日本地下水学会では、名水の条件は水中に含まれる以下の6つの成分量で判断されるとしています。
・硫酸イオン
・炭酸水素イオン
・塩化物イオン+硝酸イオン
・マグネシウム+鉄
・カルシウム
・ナトリウム+カリウム
これらの成分をmg/Lでスティフダイヤグラムに表示した際、菱形ないしソロバンの玉形になるのが理想的な名水であると定義しています。
公益社団法人 日本地下水学会とは
1959年設立。日本全国100箇所以上の名水調査を実施。
会員数は千名を数え,地下水にかかわる理学・工学・農学などの幅広い分野の研究者・技術者を擁しており,地下水に関する総合的な学問の発展ならびに地下水の開発・保全に関する研究,技術の広範な普及を目的とした学会。(公益社団法人 日本地下水学会HPより引用)
1994年に「名水を科学する」、1999年に「続・名水の条件」を提示。
自然水と水道水の比較
この評価基準を踏まえて、著名な湧き水とする自然水と都市水道水を比較した結果が以下の表になります。
表の右側「理想的な自然水」は、ダイヤグラムが菱形、またはソロバンの玉形になっているのに対し、
表の左側「現在都市水道水」は、ダイヤグラムの形が崩れていることがわかります。
都市水道水:採取方法は3回、3日間に分けて採取。弊社独自調査。
【考察】
・硫酸イオンの増加
→石油系燃料の排気ガスによるものと推察されます。
・硝酸イオンの増加
→畜産糞尿の未処理廃棄、農薬、生活排水によるものと推察されます。
・塩化物イオンの増加
→消毒のために水道水に含まれる塩素によるものと推察されます。
※上記は、採取したデータに対して弊社独自の考察になります。
水道水と水つくり通過水の比較
以下は水道水と、『水つくり』の通過水(ここではMZ処理水、またはRSリアクター処理水と呼びます)との比較です。MZ処理水の通過水は水道水に比べ、スティフダイヤグラムがソロバンの玉形に近づいています。
(1)東京都麻布のビル
硫酸イオンSO4、硝酸イオンNO3、ナトリウムNa、カリウムKが減少し、マグネシウムMg、カルシウムCaが増えています。
(2)東京都渋谷のビル
硫酸イオンSO4、硝酸イオンNO3,ナトリウムNa,カリウムKが減少し、炭酸水素イオンHCO3、カルシウムCa,マグネシウムMgが増えています。
(3)東京都墨田のビル
硫酸イオンSO4,硝酸イオンNO3、ナトリウムNa,カリウムKが減少しています。
(4)神奈川県大船のビル
硫酸イオンSO4、硝酸イオンNO3、ナトリウムNa、カリウムKが減少し、炭酸水素イオンHCO3、カルシウムCa,マグネシウムMgが増えています。