『水つくり』の通過水の力を調べる研究
『水つくり』通過水の殺菌力検査
水道水に含まれる塩素をフィルター等で除去すると、雑菌が繁殖しやすい状態になります。これは水を衛生的に安全な状態を保つために塩素が投入されるためです。
しかし、『水つくり』を構成する活水塔の通過水は塩素を除いた水を活性化させることで、雑菌が繁殖しにくい状態にすることが出来ます。
2004年に社団法人京都微生物研究所にて、『水つくり』通過水の抗菌力について検証した内容をご紹介します。
検証概要
2004年7月14 日及び8月9日に、社団法人京都微生物研究所に於いて、「水つくり」MZ-I型通過水(以後「水つくり」通過水)と生理食塩水(以後コントロール)で殺菌力比較評価試験を行いました。
試験対象菌は以下の3つです。
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大腸菌
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サルモネラ菌
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黄色ブドウ球菌
※大腸菌とは、O-157など感染症を起こす原因菌。
※サルモネラ菌と黄色ブドウ球菌は、食中毒の主な原因菌。
第1回目試験:『水つくり』通過水の単体テスト
◆第1回目(2004年7月14日 社団法人京都微生物研究所にて実施)
試験条件:
シャーレーに入れた「水つくり」通過水を接触させ、5時間後・24時間後の菌の繁殖状況を検査。
※「水つくり」通過水はMZ-I型を使用。
採取は、同研究所で写真のように行った。
菌の種類/数:
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大腸菌 590,000匹
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サルモネラ菌 580,000匹
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黄色ブドウ球菌 230,000匹 (いずれも1mlあたり)
検証結果
大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌は5時間後には10 匹以下(実質ゼロ)、24時間後には0となるの結果が得られた。
第2回目試験:『水つくり』通過水と生理食塩水の比較テスト
◆第2回目(2004年8月9日 社団法人京都微生物研究所にて実施)
試験条件:
第1回目の結果を踏まえ、30 分後・1時間後・1時間半後・2時間後・2時間半後・3時間後での菌の繁殖状況を検査。
シャーレーに入れた「水つくり」通過水とリン酸緩衝液(生理食塩水)に、それぞれ菌を接触させ繁殖経過を観察。
(注)試験条件、菌の数は前回と同様。
第1回目と第2回目の検査結果を、まとめたものが、別表比較グラフと写真である。
検証結果
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大腸菌の場合
当初1ml 当たり590,000匹あった大腸菌は、生理食塩水の場合では約5時間後にも30万匹以上の繁殖が見られたが、『水つくり』通過水では3時間後には880 匹、3時間半後にはほぼ死滅する結果となった。
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サルモネラ菌の場合
当初1ml 当たり580,000匹あったサルモネラ菌は、生理食塩水の場合では約5時間後にも40万匹以上の繁殖が見られたが、