水

​「水つくり」開発ストーリー
水物語その10 ホメオタシス

「ガイア仮説」は地球の水の理解に深く関わりますので、少し長くなりますが解説をします。


従来の学説では、

地球環境と生命体とを切り離して考え、

生命体は地球環境の変化に適応するように

変化してきたと捉えていました。


しかし、「ガイア仮説」では、

地球環境と生命体は一体のもので

両者は一緒に変化している

と捉えます。

何故なら、地球自身が一つの生命体であるから、

という説です。

 

どうしてそう言えるのか?
それまで1億数千年も続いていた恐竜が6500万年前に巨大惑星の衝突で絶滅。

その後、約2000年間の氷期を経て、

地球は再び生命体が生きられる環境を

取り戻します。

この間を微生物も含めた全生命体の四分の一が

生き延びたと言われます。

人間の祖先もその中に含まれます。

 

問題は、なぜ地球は再び生命体が生きられる環境を復元できたのかです。
再び生命体が生きられる環境の一つである

大気の成分で見ると、

窒素78.0%、 酸素21.0%、 炭酸ガス0.03%、その他のガス0.97%が

現在まで続く組成で、地球上どこでも同じです。


人間など好気性の生物にとって重要な

「酸素」

の割合について見ると、

21%が2~3%と増えたら、

火災が頻繁に発生し、

山火事などは消火できなくなると言います。

また、2~3%少なかったら、

海水と淡水と土壌に溶け込む酸素の量が減って、

酸素で生きている生物の活動力が著しく低下し、

想像もつかないような事態になり、

現在の環境は壊れると言います。


こんな絶妙な組成バランスが偶然に復元され、

保ち続けられるはずがありません。

地球は太陽系を回る惑星で宇宙の一員です。

宇宙の法則(エントロピー)に従えば

大気成分は、

窒素0%、酸素0%、炭酸ガス99.0%、その他のガス1%

でなければならないのです。


地球の大気成分が

生命体の生きられる組成に戻り、

保たれている理由は

「地球自身が一つの生命体であるからだ」

としか考えられないと言うのが

「ガイア仮説」の根幹です。


生命体の定義に

ホメオスタシス(恒常性)があります。

ホメオタシスとは

自分の体内を一定の安定状態に保つ働き

のことです。
地球のホメオスタシス機能が発揮されて、

再び生命体が生きられる大気が

復元したのだという「ガイア仮説」が

1960年に有名な科学誌「ネイチャー」で

発表され、

さらに「大絶滅」 (THE GREAT EXTINCTION)、

日本語版は「恐竜はなぜ絶滅したか」が

出版されて、

一大議論が巻き起こりましたが、

今では子供でも知っている常識になっています。


しかし、「生命惑星地球」に

ホメオスタシスがあることは分かっても、

その部分の生理については

まだほとんど解明されていないのが実状です。

ラブロック博士も現代は

「ビクトリア朝時代の生物学者たちが、

遠い異国のジャングルに出向いて

標本を集めた頃のようだ」

と言っています。


こと「水」についての認識も、ガイアと言う生体内の「水」と捉えることが出来ず、

客観的なH₂O液としてしか考えられておらず、

正にラブロック博士が比喩したレベルにあると言えます。


「生命惑星地球=ガイア」と「水」について、

特に、「水」そのものが持つ浄化力について

今まで分かったことを次回以降にまとめます。